【その2】大まかな企画の決定。素材の選定
前回の記事から3週間くらいたっちゃいました。
別にまだ時間があるからいいのですが、あんまりのんびりとしているとイベントへの出品が本当に間に合わなくなるのでそらそろ動き始めます。
今回の製作物
今回とか言っても第一回目なのですが。
最初はnon版権物のラバーストラップにします。
いろいろとまだ課題はあるのですが、とりあえず進めてみましょう。失敗したとしても次に活かせば良いのです。
ラバーストラップとは?
そもそものラバーストラップとは何でしょう。
ラバーストラップとは、グニャグニャしたゴムのような何かを、幾層にも重ねたラバー状のストラップです。
一般的にはこの「ゴムのような何か」にPVCという樹脂を用います。正確にはATBC-PVC(非フタル酸PVC樹脂)です。
フタル酸についてはまた何かの機会に説明をするとしましょう……。
課題1: PVC樹脂が手に入らない?
初っ端から来ましたよ。大きな問題です。材料が手に入りません。実際には探せば手に入るのですが、私が調べた限りだとそれなりのロットが必要であったり、色がかなり限られています。
今回の一回限りならば様々な制約をガマンして作れば良いのですが、それじゃあツマランのです。
そんなわけで、他の素材を当たってみます。私が望む希望の素材は次の要素を備えたものです。
- 小ロットで買える
- 手にはいる色の幅が広い
- 有毒なガスなどの発生があまり無い
- 成型後の劣化が極端に酷くない
1,2番は必須です。3番は準備次第で対処できます。4番は試してみる他ありません。
今回選定した素材とは!
まずは試験的にですが、軟質ポリウレタン樹脂を用いたいと思います。
ウレタンと言えば、発泡させればスポンジになり、レジンキャストと言われるフィギュアの複製を作成する際の素材にも使われます。こちらはスポンジと異なりとても壊れやすいです。
硬い物から柔らかい物まで作れるので、個人で扱うには勝手の良い素材かもしれません。
ちなみに軟質ポリウレタン樹脂は1kgあたり6,000円程度で買えます。
着色料を加えることである程度の色ご表現できるようです。
硬化時間に難がありますが、今回はこちらで進行して行きます。
次回!
何を作るかは決まった!
素材は何を使うかも決まった!
次は、デザインに取り掛かります。
絵心がないのでここが一番痛いですね。
社内のデザイナー様にお伺いを立てて依頼をすれば好意でお手伝いをしてもらえるかもしれませんが、今回その手は選びませんよ。
そして企画者、デザイナー、生産者を一人で兼ねているので「実現可能なデザイン」の選定が重要です。
素材の限界を見極めて上手くデザインをまとめなければいけません。
次回はデザインの決定までをまとめてみたいと思いますー。
ではでは